大事なのは「多視点」だが、思考力は「縁」らしい。
先日、御茶ノ水で開催された井本先生の講演会に行った。
同じ事を教えても、できる子とできない子の差は何か?
答えは「視点」の多さらしい。
いろんな事に気が付けるか、気が付けないかで「差」がでる。
そして残念なことに、「これをすれば視点が増える」という確実な方法はなく、「縁」だとおっしゃった。(近くにいた「花まる」の先生に聞いたら、他者性を育てるため多くの人と関わるのがとよいと言われた。)
大事なのは「失敗をたくさんする事」。
失敗すると、自分の考え方で考え、自分のやり方でやってみる。
失敗をせずに上手く行っている時は何も考えないので、問い直す事がない。
自分で考えて失敗したからこそ「何で?」となる。
そこから次に繋がり、それが「学び」となると教わった。
先日、高濱先生も同じお話をされていた。
同じものを見ても、何も感じない人もいるのに、1つの事から多くを学べる人がいる。
塾に通ってから、何人も「天才だわ~」と思う子を見た。
学校では「我が子は頭がいい」と思っていたが、塾に通ってみると至って「普通」の子だった。
息子は勉強に関して言えば明らかに「天才」ではない。(勉強ではないけど、他の才能は満ち溢れていると思っている。)
この突き抜けた子たちは何が違うの?と思っていた。
もともとのDNA?家庭環境?
そして、自分が同じ景色を見ていたはずなのに、何も感じず、ただの風景としか見る事が出来なかった事実があり、我が身の視点の少なさにガッカリした。
こんな親で息子はかわいそうだな・・・と思う。
「ちゃんと育てなきゃ」という気持ちからイライラしてしまうが、本来、母親は子どものダメなところを見ると「かわいい」と思える心を誰よりも持っているはずと井本先生はおっしゃった。
井本先生や、高濱先生のお話を伺い、我が子を「かわいい」と思える時間を長く保てるよう努力したいと思う。(怒ってばかりにならないよう・・・)
いろんなお話を聞かせてくださる「花まる」の先生方にはいつも感謝だ。
最後に講演会が終わり「特別ゲストがみえてます」とおっしゃったので、後ろを振り返って見たら「えっ、千鳥の大悟?知り合いなの?」と思ったら「おおたとしまささんだった・・・」絶対ご本人には言えない・・・。
きっとそんな事思ったのも私だけだろう・・・。でも、先行販売の本は買いました。
●井本陽久講演
『ダメでいい、ダメがいい〜自分で考える子の育て方』
横浜会場
日時 5月25日土曜日10時〜12時
定員 100名
場所 神奈川県民センター
対象 保護者 教育関係者 など
参加費 おひとり2500円
鎌倉会場
日時 5月26日日曜日
9時30分から11時30分
定員 100名
場所 深沢学習センターホール
対象 保護者 教育関係者 など
参加費 おひとり2500円
↓ 先生方のお話が動画で見られます。
https://lounge.dmm.com/detail/1681/?tab=library#detailContents
↓ 5月14日に井本先生を取材した本が出ます。

いま、ここで輝く。 ~超進学校を飛び出したカリスマ教師「イモニイ」と奇跡の教室
- 作者: おおたとしまさ
- 出版社/メーカー: エッセンシャル出版社
- 発売日: 2019/05/14
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