始めてやった「芝」の過去問・・・びっくりする程ひどかった。
6年生の夏期講習が終わり、夏休み後半、1週間塾がお休みだった。
そろそろ「過去問」を始めようと思っていたので、試しに3年前の「芝」の1回目(芝は1日に1回目、4日に2回目があります。)をやってみた。
時間を計り、よーいスタート。
まず、家でやるというのがいけなかった。
気持ちもゆるゆる、緊張感なんて全くなかった。
自宅で「過去問」はあまりオススメできない。
「過去問」をする場所だが、うちはほとんど塾の「自学室」でやっていたが、図書館や、公園、児童館など公共の場所がいいらしい。
どんな環境にも対応できるようにしておくのが大事だそうだ。
例えば試験当日、学校の外で工事があって、少し騒がしい環境等あるかもしれないのだ。
どんな状況でも集中できなければならない。
「過去問」は始めてだったので、私が採点したが、途中で怒りが込み上げてきたのを覚えている。
「これ何!!」
こんなんで「合格」なんて出来る訳ない・・・と思った。
9月の段階で、過去問の点数が振るわなくても、そこから挽回する事は可能だ。
ここから上がって行く子の方が多いと感じる。
最初ダメでもしっかり「合格」を勝ち取ってる子も多い。
しかし、この9月の段階で「過去問」を始めて、最初から「合格者平均」を超えてくる子もいる。
夏休みに、苦手を克服し、がんばった子たちは、この地点で「合格ライン」に達していた。
ただ、それを2月まで維持するのが大変だ。
モチベーションを下げる事なく、淡々と勉強しなければならない。
ここで「合格ライン」を超えたと油断したら落ちていく。
夏休み明け以降は、間違いなく本気の子たちが増える。
がんばっても、がんばってもなかなk思うように成績は上がらない。
みんなががんばり始めるからだ。
過去問で「合格ライン」に届かなかった子は、ここから1つずつ上げて行くしかない。
教科ごとに弱い部分を見極めて、潰して行く作業となる。
私は答案を見ただけで、イラッとするし、判断が難しかったので、「ここをこういう間違え方をしてるんですけど、どうして行けばいいでしょうか?」と教科ごとに先生方に聞きに行った。
あと、「個別」の教室長に合不合判定のテスト結果を持って行くと、「この単元が弱いので強化して行きましょう。」とアドバイスしてくれ、冬期講習で弱い部分を集中して学ぶ事が出来た。
年末になってもまだ「過去問」でうっかりミスというものをしていた息子。
先生に言われたのは、答案を全部チェックし直して、うっかりミスや、ここは取れたというものを洗い出して行き、その点数を加算した結果を出した。
そうすると余裕で合格ラインになるのだ・・・
本番でミスをしない為には、どこまで「集中」できるかの勝負だと言われた。
勉強をやりつくしたら最後は、気持ちの勝負となる。
秋以降、親はひたすら子どもを褒めつつ、迫ってくる本番に焦り、心が苦しくなってくる。
親ばっかりが焦って、緊張感のない我が子を見るとイライラする。
どこも同じだと思って、乗り越えて欲しい。