最初の松島先生の話が気になった。
「高濱先生のオンラインサロン」ライブラリの中の「今、ここで輝く」トークセッション。(有料)
まず、初めにスクールFCの松島先生のお話があった。
●自学ができる子に育てる。
●考える事が好きになる。
●行った先で幸せになる。
というのがスクールFCの3本柱だとおっしゃった。
まあ、そうだろう。
ずっとそう聞いてきた。
その後に「復習ノート」のお話が出てきたが、さもFCに通えば、全員がこの「復習ノート法」を習得できるかのような言い方だが、決してそうではない。
昔の少人数の頃のFCなら、目が行き届いていて、そこまで見てもらえたかもしれないが今は違うと思う。
高濱先生も講演会で卒業生が「高濱先生に教わったノート方が一生の宝物です。」と言われたのが嬉しかったという話をされるが、みんなが出来る訳ではない。
高濱先生が指導されていたのは少人数「スーパー算数コース」の、ズバ抜けた頭のいい子たちだ。
現に息子はこの方法を習得してないし、自学が出来るようにも育ってはいない。
大好きな「塾」だが、過度の期待は寄せない方がいいと思う。
6年生で「復習ノート」のやり方というのは、「こういうのがあるのでやってみましょう。」程度で教わった。
その後、それを習慣付けるようなシステムはなく、自分でやらなければならない。
4年生、5年生の保護者会の際もこの「ノート法」の話があり、私はもの凄く期待していた。
だが、実際は「こういう方法があるよ」程度の指導で、やるかやらないかは本人次第だ。
6年生の10月ごろ担任の先生に「復習ノート」をもっとするように見てもらえませんか?と言いに行った。
返ってきた答えは「まだそこまで行っていない。子ども1人1人を見ていて、○○は、もっと基礎を徹底的にやりこめる時期です。」と言われて、受け入れてはもらえなかった。
自分でやらなければ、何も始まらない。
私は他の先生にも「復習ノート」を作ることができるよう頼みに行った。
でも、できないままだし、未だに自学もできていない・・・
息子は「復習ノート」を持って行くのさえ忘れていた。
うちはケンカになるから、見られなかったけど、親が見るのがいいのかもしれない。
どこの塾に行こうが、何を習おうが、結局は本人次第だと思う。
自分でできなきゃ伸びる訳がない。
そんな中、シグマの子たちはしっかり「復習ノート」もできていたし、自学もやっていた。(全員ではないかもしれないが、担任の先生が「今、ちゃんと復習ノートが出来ているのはシグマの子たちだけですよ」とおっしゃった。)
Aクラスの中でこの「復習ノート法」が出来ていた子は果たして何人いたのかは知らない。
他にも、松島先生は「何でも塾の先生に相談してください。」とおっしゃっていたが、担任の先生には何度も話したが「こんなもんですよ。」で終わりだったし「質問に来いよ」と息子に声掛けしてくれて、後は「このままじゃヤバイぞ」と発破を掛けてくれはしたけど、息子は何も変わらなかった。
質問に行く子はいつも同じ子だし、その質問をするのさえ「十数人待ち」。
結局、自分で出来ない子はできないままだ。
「集団塾」にあまり多くを求めてはいけないと思った。
どこの「塾」もこんなもんだろうし、FCはいい方だと今でも信じている。
「厄介者」の息子を快く迎え入れてくれ、かわいがってもらった。
すごく感謝している。
ただ、受験となると不安で「個別」を足した。
これも間違っていなかったと思う。
「こんなもんですよ。」の言葉を鵜呑みにせず、もう少し疑ってかかってもよかったかな・・・
松島先生のお話を聞き、「おかしい?」と思ったので自分が感じた事を書いてみた。
恐らく松島先生はそういう指導をされていて、それがみんなにも行き渡っていると思っていらしゃるのだろう。
今は生徒数が多すぎる。
なかなか昔のようには行かないと思っている・・・