共学化、高校募集停止、午後入試、英語入試の増加。
去年、学校説明会に参加している最中も、巣鴨で「算数入試」が始ったり、三田国際で新コースができたり、白鴎では漢検の特別枠がなくなったりした。
白鴎の特別枠は、実は一般入試より倍率が高かったりするので、本当にチャレンジ程度の気持ちで受ける方がいいと思う。
各学校の説明会で突然、入試に関して新しい発表があったりする。
説明会に行けない学校は、入試要項が秋以降どんどん公表されていくので、必ずチェックしなければならない。
説明会では公表されていても、これらの情報が実際HPに出るのは秋以降だ。
志望校の情報を早く手に入れたい場合は、やはり「学校説明会」に行くしかない。
この記事によると、小野学園女子(東京都品川区)が品川翔英と校名変更した上で共学化、聖ヨゼフ学園(横浜市鶴見区)も同じく共学化。
かえつ有明(東京都江東区)は従来、授業は男女別に行う学校だったが、2020年度から男女共学の授業に移行。
今年桐蔭学園中等教育学校(横浜市青葉区)が完全共学化となっている。
本郷学園(東京都豊島区)が2021年度から高校募集を停止し、完全中高一貫校化。
それに伴い中学校の募集定員は240人から280人に増加。
募集人数が増えて入りやすくなってるといいけど、逆に倍率が上がりそうな気がするな・・・
女子では豊島岡女子学園(東京都豊島区)が2022年度から高校募集を停止。
中学校の定員は変更せず240人のまま。
豊島岡に入るには「中学受験」しかなくなりましたね。
その一方で2020年度から聖セシリア女子中学校・高等学校(神奈川県大和市)や中村中学校・高等学校(東京都江東区)の普通科が高校募集を再開。
午後入試を開設する学校としては暁星中学校(東京都千代田区)は、今春まで2月3日午前中のみの単日入試でしたが、来年度から2日午前、3日午後の2回入試になる。
3日午後は算数・国語の2科目入試。
暁星はフランス語の選択も可能であり、併願パターンに組み込みやすくなるとされていた。
女子では、湘南白百合学園(神奈川県藤沢市)が2月1日午後に算数1教科入試を新設し、帰国生入試を12月21日に早期化。
2日午前の入試は英語資格入試が選択可能。
実用英語技能検定の1級・準1級が100点、2級が90点、準2級が70点、3級が30点に得点化される。
準2級は国立大学の受験資格にあたるCEFRのA2なので、中学受験の英語選択者に対して求めるレベルがかなり高い。
ただ、一般入試では面接が廃止されて、受験しやすくなる面もある。
田園調布学園(東京都世田谷区)も2月1日午後に算数1教科入試を新設し、入試時の面接を廃止。
山脇学園(東京都港区)は2月2日午後に、新たに「探究サイエンス入試」を導入し、理科と課題研究で合否を決める。
1日の午後には国語または算数の1教科入試。
午前中は4教科または国語・算数・英語の入試とさまざまなタイプの入試が用意されている。
その他にも、「英語選択入試」が増えて、英語が得意な子たちのチャンスが広がるそうだ。
必ず、志望校のHPはまめにチェックして、情報を得てください。
↓ 中学生編。