いろんな大人と接する機会を増やす。
まず、基盤力は絶対必要。
人は学びたい生き物だから、一生学び続ける。
勉強したいに決まっている。
そういう心を持ち続ける為には、
夢中になれる事を我が子にどれだけ体験させらるか。
例えば、うちの息子なら3~4歳のころはずっと「排水溝」と「コンセント」を探していた。
みつけると「あった~」と嬉しそうにしていた。
その後は、電車に夢中になり、自分で線路を組み立てては何時間も遊んでいた。
その次は虫捕りに始まる、生き物捕獲。
未だに続いている。
「釣り」に行くと言って朝5時くらいに家を出ても、帰ってくるのは夕方。
何時間でも没頭している。
電車の撮影もそう。
先生たちに「息子は勉強しないで生き物ばっかり捕ってます」と相談すると必ず「いいですね~」と言われる。
この集中力が大事だと、高濱先生がいつもおっしゃるので、我が子に関してはもう少し待ってみよう。
ゲストの「知窓学舎」塾長の矢萩邦彦さんは、
「なるべくたくさんの大人と接する機会を作ってあげてください。」とおっしゃった。
大人のバリエーションを増やす。
いろんな種類の大人を知っていると、この人はこんな事で喜んでくれる、この人はここに気を付けないと怒られる、この人がやってる事は面白そうだから自分もやってみよう・・・と社会に出た時に、「ああ、こんな大人いたいた」と思える。
社会に出た時に「怒られた・・・会社辞めよう」と心が折れてしまう事がなくなるかもしれない。
「いろんな人がいる」というのを知っておくことがいい。
「この大人おもしろいな」という人に何人出会えるか。
親はたくさん「おもしろい大人がいる場所」に連れて行けるよう、アンテナを張っておかねば。
その点、「スクールFC」は充実しているな~と思った。
生徒も先生も変わり者が多い。
あとは、「探究学舎の宝槻さん」(←高濱先生は10年前からきっと有名になると思っていたそうだ。)や、今回ゲストの「知窓学舎」の矢萩さんもすごく魅力的な方だった。(←高濱先生は矢萩さんも、「絶対有名になりますよ」とおっしゃっていた。)
近くにこんな「探究型」の塾があれば我が子を入れてみるのもいいかもしれない。
高濱先生は、「先生の周りは変わり者ばっかりですよね。」と言われるそうだ。
それに対して「僕は人のいい所をみるから。
ニュースや何かを見ても、肯定から入る家庭だった。
うちの母親がそういう母親でしたから。」とおっしゃった。
誰とも口をきいていないような人でも、何か優れた所があるとそこを褒めて認めるのだそう。
家庭環境って大きくて、
肯定から入る家と、否定から入る家では全然違う。
子どもと話す時、常に自分で意識しておかないといけないな・・・と思った。
高濱先生にはまた大事な事を教わった。
さて、学校選びなのだが、最近増えている「アクティブラーニング型」の授業。
説明会や体験会では、上手な先生が面白そうな授業を展開してくれるが、そこはよく見ておかないと失敗するらしい。
全員が全員、体験で見たような上手な授業をしてくれる訳ではないし、現実には新しいものに対して賛同していない先生もいたりする。
それを見極めるには、やはり足しげく学校に通い、生徒に話を聞く。
我が子が実際に教わる事になるであろう先生をよく見ておく。
先生全員が親が気に入るようなところはないだろうが、なるべく親が感じた
「いい先生」が多い(と感じた)学校を選ぶことが大事。
うちは第一志望の「芝」しかよく見ていなかったので、他の学校ももっとよく見ておけばよかった・・・と後悔している。
「栄光学園」も大好きなので、何度も通ってみた。
「芝」も「栄光」もいい先生が多いと思う。
武藤校長先生が素晴らしい。
第一志望に合格するのが3割という現実がある中で、どれだけ学校を見られるかというのはすごく大事だと思う。
ちょうど、学園祭シーズンです。
生徒にどんどん話しかけて、学校の様子を聞いてください。
↓ 中学生編。