地球の周りに閉塞感が漂っている・・・どうなるんだろう?
「これからの教育はどうですか?」と宝槻さん。
「地球の周りに漂う閉塞感」をぶち破る、「スーパーマリオ」みたいな人が、たくさんあらわれて欲しい。
無名のヒーローたちが、この閉塞感をぶち破って欲しい!と宝槻さん。
能力開発は必要だけど、今までは「この能力って何に使ったらいいんだろう?」と立ち往生してきた。
そうではなくて、先に「興味関心開発」があって、好きな「これ」をやるために、勉強する。
人に伝えたいから国語力が付いたり、「これ」をやるための必要な力が備わって行く。
今の教育は「何に使うかわからないまま」、筋トレだけをさせられている状態。
「これが好き!」というのが大事。
好きな物に入りこむ「ゾーンに入る」という状態だと、自分で決める。
ところが「評価を付けられる」という状態だと、評価基準になってしまう。
自分の意思で決める為には、好きな物、興味関心のあるものに没頭し、夢中になる。
「○○バカ」と呼ばれるくらいになる。
例えば「さかなくん」はスゴイ!
損得や、評価を考えたらダメ。
試験に出ないものは覚えなくていい?
大学の授業が面白くて夢中でその事について話している時同級生に「高濱くん、それ試験に出ないよ。」という言葉に衝撃を受けたとおっしゃっていた。
ただ、こういう損得で物事を考える人は、パターン処理が得意。
親が出来る事は、
よりおもしろい物を探究して行く体験をさせてあげる事。
おもしろそうだな・・・と思ったら、そこに子どもを連れて行き、たくさんのおもしろい大人を見せる。
没頭した後には、共感してくれる「仲間」が必要となってくる。
仲間がいないと、なかなか興味が続かなかったりする。
↓ 高濱先生のオススメ。

学校は行かなくてもいい ――親子で読みたい「正しい不登校のやり方」
- 作者: 小幡和輝
- 出版社/メーカー: エッセンシャル出版社
- 発売日: 2018/07/15
- メディア: 単行本
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不登校は何となく始まる事がある。
親は原因を探ろうとするが、そうではない。
小幡さんの本は「不登校」の本としては画期的だとおっしゃった。
「居場所」とのめり込むものさえあれば何とかなる。
宝槻さんは「野ブタ。をプロデュース」をおススメされた。
学校に行く時は、人の目を気にして、学校用の顔を持っている。
着ぐるみを着ている状態。
それぞれに、「こんな事がばれたら大変・・・」と思っている。
そうではなくて、みんなが一斉に好きな物や自分をカミングアウトして、「何だ、お前そんなものが好きだったのか~。」「何だ、お前ってそういう奴だったのか~。」等とそのままでいられるようになって欲しいとおっしゃった。
その好きな物によって優劣が付いたりするのではなく、学校はみんなが平等で、みんながそのままを認め合うところになって欲しいそうだ。
最後に、大学は「興味関心」のあるものを、より深く学ぶ場所だとおっしゃった。
そう考えると、今、息子は生き物に夢中で「ゾーンに入ってる」と言っていいと思う。
息子がここから、その為に「何をするべきか」を考え始めるのを待つしかないのかな・・・と思う。
今は「N高」「ゼロ高」もあるし、「専門学校」も見つけてあるし、何が起こっても、次に備えておこうと思う。
我が子には舗装されて道なんてなくて、
「けもの道一本だな」と思った。
最後に・・・宝槻さんも、高濱先生も間違いなく
「また会いたくなる人」だ。
↓ 中学生編。