「中学受験」は5年生からでも間に合う?
今は、中学受験するなら3年生から「塾」へという風潮だが、5年生からでも間に合うのか?
先日「高濱ゼミ」でお話されていた、「矢萩邦彦」さんの「知窓学舎」には、
6年生の夏休み以降になって「中学受験したい。」
という親子が何名か来るそう。
本人の意思で来ているので「やる気」がある。
「じゃあ、合格を目指すには、これとこれとこれをここまでにやる。」というと、全部やってのける。
そして「合格したら儲けもの」の精神で受験して、合格したりするそうだ。
小学校の息子のクラスメイトも、6年生から「塾」に通い始めて、1年足らずで「公立中高一貫校」の10倍近い難関を勝ち抜いていた。
もともと「ずば抜けて頭がいい!!」という子ではなく、普通の子だった。
本人が「受験する!」と決めてがんばったんだと思う。
他にも、「花まる学習会」で同じクラスだった子は、6年生の12月から本格的に「家庭教師」を付け、約2ヶ月の受験勉強で「公立中高一貫校」に合格している。
そのママが言うには、「花まるでの勉強が効いた。基礎ができていた。」と言っていた。
ただ、その子は元から「頭がいい!」と言う感じの子だった。
このように、短期決戦でも間に合う場合がある。
結局、一番大事なのは「本人のやる気」なのだと思う。
この記事では、親の務めは「子どもに合った受験校を選ぶ事」だと書かれている。
確かに、子どもはその日の体調や、気分によって「ここが好き」「ここが嫌い」となってしまう事がある。
そこは冷静な親が分析するのがいいだろう。
そして「スケジュール管理」が親の大事な仕事だとも書かれている。
これは、「花まる学習会」の高濱先生もおっしゃっていた。
「スケジュールの組み立ては、できる6年生でもなかなか難しいので、それだけは親がやってあげてください」との事だった。
私は「塾」任せで、スケジュールもよく見ていなかったな・・・
「ここまでやるんだよ。」と言っても、まったく進まず、ケンカになり、見るのをやめた・・・
自分が冷静さが保てないので、とても「子どもの受験」に口出しできなかった。
冷静さを保てないお母さんは、見守る形がいいと思う。
ケンカになるよりはいい・・・
あとは、親がプレッシャーを掛けない事が大事。
「模試」でもの凄く成績のいい子が、本番緊張して落ちたなんて事もあった。
どうやら親のプレッシャーらしい・・・
子どもの特徴を見ながら、親がどう関わるのか考えてみて欲しい。
最後に「家庭教師」もオススメされていた。
数年前、栄光学園の井本先生に「子どもの成績を上げるにはどうしたらいいですか?」の問いに、先生は「子ども自身の成績を上げたければ個別しかない。」と言われたのを覚えている。
その子が何につまづいているのか?何がわからないのか?を見てくれて、その子がわかるように教えてもらえる先生がいたら心強い!
やれる事は全部やってみてください。
時間的、金銭的に無理な場合は、徹底的に「塾」の先生に質問しに行かせてください。
なるべく早い時間に「塾」に入り、他の子たちが来る前に、質問しておくと、その後、復習する時間も出来ていいと思います。
落ちた時っていろんな後悔が生まれます。
恐らく子どもはすっかり忘れていると思いますが、ブログを始めて、他の親御さんの受験への関わりを見ると、「自分は一体何やってたんだろう・・・」と途方に暮れます。
「落ちたのは自分のせいだな・・・」と思っています。
そうならない為には「ここまでやって落ちたならしょうがない」と思えるくらい、やってみてください。
大変ですが、「期間限定」です。
どうか悔いの残らないようにしてください。
↓ 中学生編。