御茶ノ水カレッジの「伊藤潤先生」の講演会に行った。④
中学受験を決めたらする事
まずは、「塾」探し。
スタンダードは、3年生の2月から新4年生が始まるので、そこから。
入塾テストを受けてみる。
「花まる学習会」の方は、そのまま「スクールFC」に移動する方が多い。
「スクールFC」の4年生は「社会科かるた」と「理科かるた」があるので、メチャクチャお勧めしたい。
遊んで覚えてお得しかない!と今も思っている。
塾によっては、入塾テストで「特待生」となり、授業料が無料になったりもする。
が、恐らくそれは「この先塾にとってお得な子になりうる子」(うまくいけば御三家に合格してくれて塾の宣伝になる)を入塾させるためのもので、途中からは普通に授業料がかかってくる。
受験を迷っていて、とりあえず「入塾テスト受けてみようかな?」で受けて、特待生となり、そのまま「中学受験まっしぐら」という事もあるので、よく考えてみてもらいたい。
一度入ったら抜け出せないのが「中学受験」だ。
通いたい「第二志望」を見つける
- 第一志望に合格出来るのは3人に1人という現実を受け止めて、冷静に判断する。
- 第一志望は簡単に見つかるが、第二志望はなかなか難しい。
- 「第一志望に合格しなければ意味がない」という受験は危険。
- 中学受験は努力が報われない側面もある。
- 偏差値にとらわれない教育感を考える事は、人との比較ではなくその子を考える事
- 受かった学校が最良の学校
第一志望を決める時期
子どもの「やる気」を引きだすので、早い方がいい。
- 5年生の間に第一志望を決めておくが、6年生の夏までに変更は可能。
- 6年生の夏以降は志望校別対策に入るので、それまでに決めておく。
- 併願校は6年生の秋、9月~12月の模試結果で決める。
- 後は1月の埼玉、千葉の入試結果で変更して行く。
受験校の数
平均7校出願。
埼玉、千葉を受け、午後入試も受ける。
「目標校」、「実力相当校」、「安全校」のレベル別の学校の中に、全て「通わせたい学校」を選んでおく。
「目標校」はだいたい、9~12月の模試の偏差値+5、「実力相当校」は偏差値そのまま、「安全校」は模試偏差値の-5 くらい。
インターネット出願で、試験前日の午後11:59まで願書提出が可能な学校もあるので、2月1日以降、合否によって、この後どこを受けるかが変わってくる。
後になるほど、より安全校にシフトしていく事となるし、倍率も上がっていく。
塾は「必ずどこか」へ合格させようとする。
後半になると、親も子供も追い詰められるし、塾では合格者が嬉しそうに「親子で報告に来る」横で自分は勉強する事になる。
自学室の人数もどんどん減ってくる。
本当にキツイ。
学校見学
目標総数は「20回」だそうだ。
同じ学校に2~3回も含み、夫婦で一緒に行ったり、分担するのもいい。
理想は3年生の春から、秋の1シーズンに3~4校ずつ行き、5年生までに終わる事。
多くの受験生が6年生になると、「もっと見ておけばよかった」と後悔するそうだ。
6年生の土日は、授業がある。
なので、一緒に「学校見学」に行くなら5年生のうちに。
どこを見に行っていいかわからない?という方に最初にお勧めするなら「三田国際」だと、伊藤先生がおっしゃっていた。
最新のシステム、授業がわかるとの事。
行ってみると、「好き」「嫌い」が分かれるともおっしゃっていた。
後は、「名前を聞いた事がある学校」に行ってみるとよいそうだ。
うちも3年生の頃、「都立中高一貫校」の見学を始めた。
「行けたらいいな~」くらいだったが、都立は「校長先生の異動」があり、校長先生が変わると学校もガラッと変わる。
おまけに平均倍率6倍で、なかなか厳しい。
4年生からは普通に「私立学校見学」を始めた。
まず最初に行ったのは「麻布」だったな~・・・
「変わり者」だから勧められたのだが、麻布に合格できるくらいの勉強量は息子には無理だ。
この頃から「ちゃんとやれば・・・」と言われていた。
「やらない」、「できない」のも実力。
「麻布」の説明会はさすがにすごい人気で、全教室をライブ配信でつないでも、次々ひとがやってきて、立ち見でも「立つ場所」すらないくらい人で溢れかえっていた。
そりゃみんな「麻布」行きたいよね。
秋に「学校行事」がたくさんあったので、平日が「振り替え休日」となっている方も多いと思う。
そんな時は、登校時間に合わせて「志望校」に行ってみよう。
うちは「芝」に2回行き、「栄光」にも2回行った。
「栄光学園」は夏時間と、冬時間があり「登校時間が30分違う」。
これに合わせて両方行ってみた。
是非、平日のお休みには「志望校」への練習登校を。
「幸せな受験」となるかどうかは、下準備と心の持ち方だろう。
学校はたくさん見ておくに越したことはないです。
第一志望校は3人に1人しか行けません。
第二志望、第三志望・・・と行かせたい学校をたくさん選んでおいてください。
第一志望不合格後、合格した中から学校を選ぶ際、「偏差値順」で選びがちですが、それもよく考えてください。
偏差値ではなく、我が子に「行かせたい学校」選びをしてください。
↓ 中学生編。