宝槻さんのお父さんはスゴイ!!誰もがマネはできない・・・
「高濱ナイト」で見た「探究学舎」の宝槻泰伸さんはもの凄く魅力的な方だった。
宝槻さんはお父さんが大好きで、
学ぶことの面白さを教えてくれたという話をされていたので、ずっと気になっていた。
今、読む本が多すぎてここは手っ取り早く・・・「強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話」ではなく、マンガの方、「とんでもオヤジの学び革命」を読んでみた。

とんでもオヤジの「学び革命」?「京大3兄弟」ホーツキ家の「掟破りの教育論」?
- 作者: 小出真朱,宝槻泰伸
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/07/01
- メディア: Kindle版
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破天荒エピソード満載!

強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話 (徳間文庫)
- 作者: 宝槻泰伸
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2017/02/03
- メディア: 文庫
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「宝槻さん、何だかんだ言っても「京大」じゃない・・・どうせいい学校出てるんでしょ。」と思っていたのに、高校1年生でドロップアウトしていた。
そもそも「京大」を目指したのだって「京大3兄弟」というゴロ合わせらしい。
いや~、スゴイ人だ。
息子の「学校辞めたい」の言葉に「いいよ」と答える父。
但し、負けたままでは許さない!1番を取ってから辞めろ!→簡単に描かれているが、せっかく入った進学校、「辞めたい」の言葉に「いいよ」と答えるのもスゴイが、1番を取る為に勉強して「1番を取る」のもスゴイ!!
いや、普通できないから。
この本の中には「学び」の本質をついているのだが、ここまでの時間と手間を掛けられる親はいない。
「学ぶ事は楽しい!!」と思える工夫が散りばめられている。
「親父の鉄則」というのがたくさん出てくるが、全てが「うんうん」と頷けるものではなく、ズルもあったりしてそこがまた面白い。
「エサで釣ってでも学びのきっかけを与えろ」→書評などに頼らず、親が実際に読んで面白かった教材を与えるべし。
宝槻さんが、高濱先生との対談の際に、「本を読んだら1ページ1円って言われて読んでました。」とおっしゃっていた。
そんな手を使ってでも、学ぶきっかけになればいいんだ・・・
「探究心を芽吹かせれば、子どもはおのずと「学び」を追求する!
それが子どもにとって一生の財産になる!!
と書かれていた。
ふと、教育熱心なママと話した時に
「親が子どもに残せるものって、教育しかないじゃないですか」とおっしゃっていたのを思い出した。
自分で「学びたい」と思う心を育てるのに成功したら無敵だな。
このお父さんによって育てられた宝槻さんは今その教え通りに、学ぶ楽しさを伝える塾「探究学舎」で成功されている。
人気でなかなか入れない「塾」だ。
何が正解かわからない世の中で、
お母さんたちが「これだ!!」と気付いた証拠だろう。
お父さん、何もかもが破天荒でおもしろいが、おもしろいのは他人だからで、お母さんは大変だっただろう・・・
こういう人の家族の大変さは、個性的な我が子を持つ親としては身に沁みてよくわかる。
「高濱対談」の時に宝槻さんが「うちのオヤジは、母親に、俺は金のなる木だから、お前は金のなる木をつかまえたんだ。」といつも言っていたとおっしゃった。
自分を「金のなる木」と言うあたりもスゴイが、それに付いて行くお母さんもスゴイ。
他にもケンカに強くなるために、山にこもって修行して、腕に自信があるので、外でケンカが起きると参加したくてソワソワしだすともおっしゃっていた。
仕事だって時々、無職になったり、アルバイトしたり、急に「塾」を始めたり・・・
お母さん大変・・・
いちばん肝が据わっているのは、実はお母さんかもしれない。
本の中には「受験生」にも役立つような勉強法がたくさん載っているので、是非オススメしたい1冊だ。
子どもは好奇心の種を播けば、自分で勉強するようになるんだな~。
3人京大に入れたんだから、実験は大成功だったな。

探究学舎のスゴイ授業:子どもの好奇心が止まらない! 能力よりも興味を育てる探究メソッドのすべて 元素編
- 作者: 宝槻泰伸
- 出版社/メーカー: 方丈社
- 発売日: 2018/02/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「探究学舎」をもっと早く知っていれば、絶対に通わせていた。
たくさんの子どもたちに「学ぶ楽しさを知るチャンス」が訪れるように、もっともっと「探求型」の塾が増えて行くといいな。
↓ 中学生編。