今、輝いてる人をゲストに・・・の「高濱ナイト」。いちばん勉強になった回だと思う。
これまでの「高濱ナイト」のゲストの方々は、何にでも秀でていて、挫折感をあまり味わった事がない方ばかりだったような気がする。
そんな中、青野さんは何かする度に、いつも「ああ、この人には叶わない・・・」という人物が登場してきて、次のものに移行されてきた方だった。
そんな青野さんも、他の方々と同様、外遊び組だ。
小さい頃は愛媛県の田舎で育ち、学校まで1時間の道のりを徒歩で移動中、周りにある自然の物全てが「遊び道具だった」とおっしゃった。
秘密基地があり、自分の居場所感がある。
男子の子ども時代には必ず登場する「秘密基地」。
街中に住む、うちの息子でさえ「秘密基地」を持っていた。
ビルとビルの細いすき間に、ダンボールで屋根を付け、毛布を持ち込み、友だちとそこで過ごしていた。
大人が見たら、全然寛げない場所だ。
「いい学校」「いい大学」は都会の方が有利だが、こうして社長として成功されている方々は「田舎」で育ち、外で走り回った方が多い。
お父さんがエンジニアだったので、家にいろいろな道具があり、小学生の頃、はんだごてを使って回路設計をしていたそうだ。→環境が違うな~と思った。
中1の頃にPCに興味を持ち、プログラミングの本を読んで、自分で作ってみた。
世の中に今までなかった「PC」というものが登場し、同じスタートラインに立てるので「父を負かしたい!!」と思ったそうだ。
2つ上のお兄さんもいらっしゃっるそうで、高濱先生がおっしゃるには、上に兄弟がいると、常にそこに追い付こうするので、何でも上手くなる。
お兄さんはライバル。
「超えてやる!!」で下の子は伸びる。
この頃から毎日「発明ノート」というものを付けていたそうだ。
雑誌「子どもの科学」の投稿し、賞ももらったとおっしゃっていた。
自分で考えるのが好きな子どもだったらしい。
高濱先生と同じように、小学校時代に「自分を認めてくれる先生」との出会いがあった。
高濱先生は自分は「特別視された」と感じた人が伸びているとおっしゃる。
青野さんも、先生と対等に将棋をさされていたようで、一人前扱いされた事が自身に繋がった。
ここまででわかるのは、
成功者は
田舎で育ち、(外遊び)
親に勉強しろと言われた事がなく、(自分で考える)
秘密基地を持ち、(穴を掘ったり、みんな持ってる)
ライバルの兄がいて、(兄弟で競うので伸びる)
試行錯誤の毎日を送っている人だった。(物をどう使うか?何を作るか?)
対談が始まって早々、「3ヶ月勉強して阪大に入った。」という話があった。
「合格するための勉強」を必死でやったとおっしゃった。
勉強方法は至ってシンプル。
「授業」をちゃんと聞き、自分がわからなかった所だけを、わかっておけば、後はそれを潰していくだけでいいとの事。
小さい頃のからの、「自分で考える生活」で確実に「地頭」が育っていたんだろうと思う。
うちも小さい頃、あれこれ口出しせず、もっと自分で考えて、選択させればよかった・・・
今、本当に困っている。
子育てが難しい。
↓ 中学生編。