30才で社長に。「私はこれ!!」というものを見つける。
いつも、「自分ではもっと行ける」と思っているのに、やってみると「普通」で、この人には叶わないという人を見てきた。
いつも「中途半端」で天賦の才能には勝てない。
プログラミングも自分で本を読み勉強したが、プログラミングというのは見た瞬間に「差」がわかるらしい。
青野さんの言葉では
「プログラムを見ると、論理的美しさが違う」とおっしゃった。
そんな「この人には勝てない」というプログラミングの技術者の方と一緒に起業された。
「この人のプログラムを売りたい」と自分は販売する側にまわった。
世の中にコンピューターが出始めた時、これまで何をやってきても中途半端で「あれも負けた」「これも負けた」と敗北の人生だと感じていたが、
「これは行けるかもしれない」
「これは離したくない!」と思ったとおっしゃった。
「コンピューターによって全て変わるんだ!!」と感じた。
今、IT業界で活躍されている方々は、みんなこの頃同じように感じた方ばかり。
ただ、これからの時代は、小学校でもプログラミングの授業が始まり、「プログラミング」はスタンダードとなる。
誰にでもできるのが当たり前となり、今更これをやったところで、有利にはならない。
英語もそう。
どうしたって機械には勝てない。
「何を学べばいいか?」は
自分は何に興味があるんだろう?と、「内側から湧き出るもの」を掴みとる能力が必要となる。
「私はこれ!!」 というものを感じ、掴み取る能力。
やらなければいけないではなく、「次何やろう?」と考えていく人生。
「ん?」と引っかかったものにこだわる力が必要。
「何かないかなあ?」と考え続けてとりあえず、楽しむ。
楽しくなければすぐ手放す。
「あっ、いいな!」と思い付いた経験を重ねる。
ここで高濱先生が「ARTのとびら」のRin(井岡由実)先生の話をされた。
小さい子が描いた絵に「これ何かいたの?」は聞いちゃいけない。
評価されちゃダメ。
絵なんて自由
自分の人生 周りの評価軸でいくのか?
自分の評価軸でいくのか?
自分は「これがいちばん楽しい!!」とわかっていないとダメ。
高濱先生は、アートの仕事か、子どもに関係する仕事かで迷い、
「毎日子どもと一緒の仕事だと、毎日感動できる!!」と気付いてその道に進んだ。
60才を過ぎた今、自分で選んで来た道なので「何の後悔もない」との事。
世の中に溢れている「不幸な大人たち」は、自分で選ぶことをしてこなかったばっかりに、後悔している人たち。
「親がこっちがいいって言うから」、「友だちが入ったから」・・・
「偏差値が高いから」、「こっちの方が給料が高いから」・・・
親に直接言われた訳ではないが、何となく親の意向を汲み取って、そちらを選んできた人たちもいる。
年を取って思うのは
「自分が本当にやりたかったのはこれじゃない」という後悔。
「心の内側に向き合う教育が全くない」と高濱先生はおっしゃった。
内面はもっとドロドロしているもの。
それに向き合わなければならない。
今、子育てをしていて、「思うように行かない事」ばっかりで、失敗した・・・と思う事の方が多い。
息子はまだ「何が好き」かを考える時間なんだろう。
↓ この話が怖かった。覚悟がいるな。
自分に向き合い、自分で選択して、自分で責任を取る人生に。
↓ 中学生編。