AI時代に必要なスキル。
「知窓学舎」の矢萩邦彦さんが、いろいろな事を教えてくださった。
これから先の、「不確かな世界」に対応するには、大人がイメージできないといけない。
どのような能力を獲得して、それをどう使うのか?
ネットやゲームの中では「どっちの方が閲覧されているか?」というテストが行われていて、2種類の記事が出され「何だかわからないけどこっち」という方を選んで出す。
見る側は「何だかわからない」けど、なぜか見たくなる方を常に見せられている。
子どもたちがする「ゲーム」もそうで、「何だかわからないけど、こっちの方が子どもが離れにくい」というものにさらされているそう。
初めての事なので、この「何だかわからないけどこっち」というものを見続けた結果どうなるかはまだわからない。
ただ、親は常に子どもがそういうものにさらされているという事を知っておいた方がいい。
違和感に気付けるかどうか?が大事。
昔あった「サブリミナル効果」みたいなもの?
怖いと思った。
これからの仕事
人は抽象的な仕事に取って変わっていき、「AI」が行うのは言語化できる仕事。
人間は言葉では説明できないものをいかにやっていくのか?が大事。
自分が興味を持って「やりたい」と思った事を、いかにやっていくのか?が大事。
具体的には、道徳的、倫理感を自分で判断するがというもの→これは「AI」にはできない。
これからは「塾」も先生で選ぶ
どんな先生がいるところがいいのか?
矢萩さんも塾講師をされていたそうだが、
「受験も探究の学びでできるのではないか?」と考えられたそうだ。
「受験」のための勉強は、入試が終わったら忘れてしまうのがほとんどで、それは「興味がないから」
学校の先生は、大学を出て、そのまま教員になるので、「その社会しか知らない人」ばかりだそう。
他の職業経験がある人の割合が、3.2%。
これを知っただけで、「学校の先生の言う事を鵜呑みにはできない」気がしてくる。
どう考えても息子の「小学校の先生」は言う事がおかしかった。
「みんなと同じようにしないとダメ!!」というのが絶対だった。
そして、昔は「塾の先生」というのは「流れ者」が集まる場所だったそうだが、今は「塾」も新卒者を採用するようになり、ずっと「塾講師のアルバイトをしていた学生たち」が、そのまま「塾講師」となる事も多くて、塾の先生も他業界を知らない人が増えているらしい。
「そこしか知らない」偏っている人が多いとの事。
そういえば「花まる学習会」の高濱先生は、いろんなアルバイト経験を積んできたとおっしゃっていたな。
矢萩さんもいろいろ経験されていらっしゃるから「人間の幅が広い」のかもしれない。
お話を伺うと、本当に引き込まれる。

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矢萩さんの「塾」、知窓学舎の授業の一端を体験させていただいたのだが
まず、写真がを見て、その写真に付いてグループで話し合う。
「数学的な視点なのか、物理的な視点なのかどこに興味を持ったか、どこに視点を置いたかで、グループに分かれてその後の授業展開が違ってくる」とおっしゃった。
そんな授業を受けてみたい。
おおたさんや、矢萩さんがおっしゃってる「探究的な学習」は、今すぐ偏差値が10上がるなどという事はなく、10年後、20年後に「何かになるかもしれない?力」だそうで
将来どういう社会を作ったか?が結果となる。
親としては、なかなか「それだけを信じる」のはキツイ・・・
多分、正しいのだろうけど、まだ誰も「それで成功した人」を見ていないから。
これから先は「職業訓練的な習い事」は必要ない。
例えば「プログラミング」「英会話」。
「プログラミング」」はまもなく「プログラミング」という概念さえなくなるくらい当たり前の事になるだろうし、英会話だってそれを職業とする以外の学びは、翻訳機には勝てない。
何かを見た時に、算数的な視点で見るのか、理科的な視点で見るのかのように、いろんな視点で見る感性を身に付ける。
これが「AI」にはできない力。
「学歴があったら大丈夫」ではない世の中。
おおたさんが「たまたま中学受験に成功して、大学受験に成功して、全て結果を出し続けた人に、プライドが高くて、自尊心が低い人がいる。」とおっしゃっていた。
そのままの自分でいいのか?、それとも親は成功したから愛してくれるのか?がわからなくなってしまうそう。
あの「失敗経験」も必要だったんだと、納得できた。
だって、受験に落ちても、わが子の大切さは変わらない。
それを伝える事ができた事がよかったんだ・・・
それにしても「知窓学舎」にメチャクチャ興味がある。
これからもどんどん「探求型」の塾が増えて欲しい。
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