講演会に行くたびに思うのは、必要なのは「生きる力」でもう既存の勉強じゃないということ。
「御茶ノ水カレッジ」の汐見先生の講演会に行った。
「御茶ノ水カレッジ」の講演会だが、いつもながらに人選が素晴らしいと思う。
汐見先生も素晴らしかった。
これからは「AI」時代となり、何もかもが簡略化されて楽になっていく。
その中で、人間の幸せって?

発達がわかれば子どもが見える―0歳から就学までの目からウロコの保育実践
- 作者: 乳幼児保育研究会
- 出版社/メーカー: ぎょうせい
- 発売日: 2009/03/07
- メディア: 単行本
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「AI」社会で大切なものって?
子どもたちに「文化」としての技を刻み込むこと。
身近なものでは料理がある。
親子で一緒に何かを作った経験がなければ、大人になって「作ってみよう」とはならない。
お手伝いをして、お母さんに「こんなに上手にできるようになったの。」「ありがとう。」と成長を認められ、人の役に立ったという喜びを味わい、家族の一員としての役割を果たす。
人間は、答えのない問いに向かって、アイディアを出し合い、成長してきた。
「AI」はどう考えるの?「へえ~、でも人間はこう考える。」という、人間にしか出来ない答えを導き出す。
人との関係を「あったかいもの」にする。
人と関わり、一緒に何かすることの大切さ。
何でもかんでも、簡単にできるようになればいいのか?
あっためればご飯ができて、仕事も家でできるので、人と話す事もなくなり、買物だって、勝手にデーターを読み混んでくれて、勝手に支払いも終わっている。
それどころが、買い物にさえ出かけていく事はなく、ドローンによって家まで配達される。
人間ってそれで幸せなの?
望んでいるのはそんな世界?
これからの時代は「楽しんでやれる子」だけが幸せになれるとおっしゃった。
昭和時代の「いいところ」をもう1度子どもたちに身に付けさせる。
手間暇かける事の大切さ。
「Google」の社員たちが、こぞってわが子を入れた「学校」は、全てが手作りの学校だった。
最先端の「AI」社会にいる人たちがわが子にとって「大切なもの」として選んだのは「手作り」だった・・・・というお話もしてくださった。
「人類がずっと大切にしてきた事を、原点に戻す。」
「AI」時代に大切なものはこれに尽きるのだろう。
↓ 中学生編。