6年生だとなかなか変わる勇気はない。
がんばっても、がんばっても成績が上がらない。
時間はどんどん過ぎていくのに、本当にこれで大丈夫なの?
保護者はいつも不安だ。
いつまでたってもやる気のない我が子。
「男子はそんなもんですよ。」を信じていた。←先生は今までそれで「合格」してきたこと何人も見てきているから。
先日、安浪京子さんの講演会で「理想は理想として、やるときはやらなゃいけない。」という言葉を聞いて、「自分が甘かったな~」と思った。
息子はどう考えても「勉強量」が足りなかった。
そう「勉強量」、「勉強時間」は十分足りていたと思う。
6年生、塾自体がお休みの日以外は、塾が開いている時間ずっと「塾」にいた。
1月なんて学校の半分が「インフルエンザの学級閉鎖」となり、怖くて休ませたので、朝から晩までほとんど「塾」にいた。←先生が自習室にいるわけではないので1人で放置されてもやる訳がなかった。
先生から聞きもれてきた息子の様子は、しょっちゅう職員室で鉛筆を削ってるだの、トイレにこもってるだの、寝てましただの、絵を描いてました、日本地図を写してました・・・というもの。
塾にはいたが間違いなく「身になる勉強はしていない」。
そして本人は「塾にいた」だけで勉強したつもりになっている。
息子は隣に誰がいないとできないタイプだろう。
「受験」は競争なんだから、せめて、夏休み明け以降からでも、もっと厳しくして欲しかったな。
私はとうとう怖くなって残り3ヶ月で「個別塾」を足した。
「個別」は良かった~。
何といっても隣に先生がいて、見張っていてくれる。←見張ってる訳じゃないけど、やらざるを得ない。
今はもっと早く「個別」を足すべきだったな・・・と思った。
6年生は「サピ」以外は、「集団塾+個別」が多いと聞いた。
他にも「冬期講習」「年末年始特訓」も受けたが、ここを「個別」にしておけばよかったかな?と思う。
「集団授業」だと、残り僅かな時間の中、自分の弱点の克服にはならない。
勉強にはなるけど、受験で勝つためにはどうだったかな?
時間が長いので寝ちゃう子だっている。
お金ばっかり掛かって、本当に役にたったのかな?と思う。
6年生の塾代はとんでもない事になるから。
自分で「どこがわからないか」を理解できていて、自分で質問に行ける子は「集団塾」でも大丈夫だろう。
先生は、息子に「質問こいよ」と言っていたが、そもそも自分ではできてるつもりなので、聞きに行く訳がない。
そこを「個別」でフォローしてもらった。
まず、つまづいているところを発見してもらい、指導してもらった。
私は1年間「こんなにゆるくてほんとに大丈夫なの?」とずっと不安だった。
不安が的中して「合格」できなかった。
ああすればよかった、こうすればよかった・・・とたくさんの思いが頭をよぎった。
塾が合うか合わないかは、親が判断するしかない。
息子には
「ここしかなかった」と思っているので、ここでよかったし後悔はしていない。
先生方の人柄の良さは恐らくどこの塾にも負けない。
上のクラスの子だけを大事にするのではなく、みんなの事を考えてくれる。
ただ、私がもう少し何か出来たんじゃないか?と思っている。
6年生で塾を辞める人もいる。
家庭教師一本にする人、個別に移動する人、受験自体を辞める人、時間を確保するために近所の塾に通う人。
個人的には「塾」は家の近所がいちばんだと思っている。
通塾の時間ももったいないし、集団塾だと勉強内容は変わらない、子ども1人で電車に乗せるとどんな事が起こるかもわからない。
塾が終わった後みんなで遊びに行って夜中まで帰らない子もいた。
電車は止まるし、満員で酔っ払いのサラリーマンに舌打ちされるし・・・
その内、何かされるかもしれない・・・と思っていた。
↑ ここで矢萩邦彦さんもおっしゃっているが「塾」ではなく「どの先生に見てもらうか」が大事なんじゃないのかな?
集団塾だと親が望む先生に見てもらえる確立は低い。
それこそどこの塾でも力を入れている「トップのクラス」に入らないと。
例えすごく「いい先生」でも子どもに合わない場合もある。
ただ「個別」は外れると大きい・・・子どもに合ってないとどうしようもない。
私が見てきた人たちは「個別」「家庭教師」のみに変更して、成功した人もいれば、失敗した人もいて、一概に言えない。
これも親が判断するしかない。
↓ 中学受験する前に読んでおくといい。
本当に我が子に「中学受験」が必要かどうか?
結局受験では「子どものやる気」が大事になるのだが、その「やる気」を引きだしてくれるような先生に出会えるといいな・・・と思う。
そんな「塾の先生」は一体どこにいるのかねぇ?
↓ 「おおたとしまさ」さんのお悩み相談。
親が出来るのは認めて待つ。これが難しい・・・
今いちばん思うのは、息子より何より、母親の私が「受験生の親」に向いていなかった。
子どもに申し訳ない事をした。
↓ 矢萩邦彦さんの新刊。
↓ 中学生編。