これからは「みんなと同じ」が不利になる時代。
「花まる学習会」高濱先生が、スーパーマン100人と対談する「高濱ナイト」。
今回のゲストは「乙武洋匡」さん。
高濱先生のインタビューが始まるのだが、「あの事」だけはなるべく触れないように・・・
不倫で諦めた国会議員 乙武洋匡が「れいわ」に思うこと:朝日新聞デジタル
まず、高濱先生が「何でそんなにモテるんですか?」と聞かれた。
息子さんが障害者である高濱先生からすると、「障害者の方は恋愛のれの字も知らない」というのが普通で、その価値観からすると「乙武さんスゴイ!!」となったそうだ。
講演会が始まる前、並んでいる時に、後ろにいらっしゃった方も「福祉関係」の方で、
「乙武さんだと、誰かのお世話がないとダメで、それは生きるか死ぬかのレベル。その中で、どうやってあれだけモテてきたのかが聞きたくて来た。」とおっしゃっていた。
身近に障害者の方がいないとできない発想だと思った。
私なんかも乙武さんの報道に関しては、只々「ガッカリ」したクチだ。
よく考えてみれば、両手両足がないのにあんなにモテるなんて、
「どんな技を使ったよ?」と考えるのもよくわかる。
人間の魅力って「中身」なんだという事を証明された方だろう。
乙武さんは、障害者だからこそ、人より経験値が高く、何かとよく相談を受けていたそうだ。
「相談」にのる。→ そこから好きになる。
ああ、よくありそう・・・
そこから、モテたとおっしゃっていた。
後、ご自身でおっしゃっていたのが「褒め上手」だという事。
人が気にしているであろう、コンプレックスの部分を褒めるのが上手かったとおっしゃっていた。
「私のここが嫌」と思っている部分を褒められる・・・うん、嬉しくなって好きになるかも・・・
なるほどね・・・
ご本人の「自信」に繋がったのが、大学時代、女友だちと歩いている時に、いつものように周りからジロジロ見られるけど、
「この状況を彼女は一体どう思っているんだろう?」と気になって彼女に尋ねてみると、
「うん、あの太ってる●●くんなんかと一緒に歩くより、全然いい!」と言われたそう。
ここで、「大丈夫。」などと気を使った応えが返ってきていたら「自信」にはつながらなかっただろうけど、「あいつよりマシ」というリアルな答えを聞けたのが良かったとおっしゃっていた。
実際に拝見した「乙武さん」はとても魅力的で、「ああ、これはモテるわ」というのがよくわかった。
恐らく、女性なら「わかる感覚」だろう。
高濱先生の奥様も、初めて乙武さんに会った後「あれはモテるわ〜」とおっしゃっていいたそうだ。
うん、わかる。
↓ 乙武さんが立った。
対談の中身はまた別に書こうと思っているが、最後に乙武さんが私たちに質問された。
それが今回のタイトルにも書いた
「あなたのお子さんが小6でサッカーの修行をしに単身バルセロナに行きたい!と言ったら行かせますか?」
というもの。
世の中のほとんどの保護者は「行かせない。」だろう。
なぜなら「心配」だから。
イメージでは「スペインなんて治安悪そう・・・・」と考えてしまう。
でも、我が子が自ら「行きたい!」と願うのを応援したい気持ちはある。
金銭的な問題がなければ、「私は行かせるだろう」と思った。
多分、そのために必死で働く。
小6で「やりたい事」がハッキリしていて、それを親に告げられる子なんて、世の中に一体何人いるだろう?
実際に、同じ幼稚園に通っていた「モテモテのサッカー少年」だった子は、小学校高学年で既に「サッカー留学」のため単身ブラジルに渡っている。
早くから自分の「やりたい事」を見つけられた幸せな子は、親として応援するしかない。
それも今だから「行かせる!」と思えるが、1年前だったら「行かせない・・・」と思っていただろう。
「中学受験」して私立に入ったって、勉強なんてしやしない・・・
それが本人の「やりたい事」ではないから。
乙武さんは「バルセロナのサッカー留学」と「日本の普通の大学までのレールに乗った安全なコース」どっちにリスクがあると思いますか?とまた問われた。
「いい大学」とされる学歴を持っていたって「就職」できなかったり、リストラされたり、不確かな世の中で、「生きる力」を考えた時、バルセロナに行って、異文化に触れ、世界中から集まって来たサッカー好きの人たちに出会い、自分のことを自分する自立もでき・・・・
確かに「サッカー」でメシが食えるかどうか?はわからないが、これだけの「経験」を積んで食いっぱぐれる訳がない。
日本の「普通の教育」を受け続けるのと、「サッカー留学」にいくのとでは、「日本にいる方がリスクが高いんじゃないか?」とおっしゃった。
これが、高濱先生が散々おっしゃっている
「これからの世の中、学歴は関係ない。人間力勝負だ。」という事だろう。
まさにその通りだと思う。
そろそろ自分自身も、いつまでも既成概念に囚われる事なく、もっと広い視野を持って子どもを見守らなければいけないんだろうと考えさせられた。
そこに必要なのは「親の勇気」だろう。
↓ 中学生編。