もっと早く救ってやれなかったのか?
「高濱ナイト」。
乙武洋匡さんがゲスト。
高濱先生の質問
「なぜ教員免許をわざわざ取得したんですか?」
小学生による殺人などの「少年犯罪」が増えたと感じ、
「最初から子どもたちが犯罪者になろうと思っているはずがない。
ずっとSOSを出していたはず。
周りの大人が気付いてあげていれば・・・」という思い。
そこで「自分は周りにいる大人に恵まれていたので、恩返しの気持ちから、恩送りとして教育の発信を始めた。」とおっしゃった。
そうしているうちに、作家の「重松清」さんからお声が掛かる。
そこで重松さんが「教育について発信していると、でもあなたは教員免許持ってないでしょ。」と先生たちから言われてきたそうだ。
その言葉を受け、乙武さんは「教員免許」を取得。
小学校に入って感じたことは、学校の教師がいくらがんばっても、家庭での行動で全てひっくり返されてしまうという事。
子どもにとって「今までと違う環境」になるとストレスに感じるらしい。
子どもは「家庭が安定」していてこそ「新しいことをがんばろう」という気持ちが生まれる。
職員室で先生たちは「新しい変化を受け入れない」と感じたらしい。
それには理由があって、新しいことには「リスク」が伴う。
「新しい事」をするには先生は忙しすぎる。
雑務に追われ、それどころではないそうだ。
これは仕組みの問題で、「先生がやらなくてもいい事」は他に委託して、生徒と向き合う時間を確保したりして、仕組みを変えていくしかない・・・と高濱先生。
担任をしていて感じたことは、
「この子は勉強ができない。」と申し送りされてきた子が、「ポケモン」を100種類覚えられる子だった。
つまり「記憶する能力」を持っているということ。
そこに気付いた乙武先生。
先生が、結果を出させるための「動機付け」を与えればいい。
これを聞いて、テレビで見た、「栄光学園」の井本先生の授業を思い出した。
考える事が楽しい!と思える授業。
子どもたちが夢中になる授業。
きっとそんな授業をしたい先生はたくさんいるんだろう・・・
でも、雑務により忙殺されてしまっている。
仕組み変わらないかな?
そこは「高濱先生、何とかお願いします!」と言いたいな。
最後に「この世の中、次に来るのは優しさですよ!」と乙武さんがおっしゃった。
以前、Yahoo!の宮澤さんがおっしゃっていた
これからは「また会いたいと思われる人が活躍する」というのとおんなじだ。
「また会いたい人」とは、思いやりのある人、面白い人、両方あると尚いい。
街中に出ると、そこら中がイライラしていてうんざりする。
いわれもなく突き飛ばされたり、舌打ちされたりして嫌になる。
Twitterで「子ども連れで絡まれないよう」わざと「金髪」にしているという書き込みを見た。
今の世の中、「女、子ども」と弱そうな人間が攻撃の対象になりやすいそうだ。
ああ、私も舐められていたんだ・・・
怖そうな人にはみんな近付かない。
私も昔「紫のパンチパーマのおばちゃん」に憧れていた。
年取ったらああなろう!と。
だって誰も文句言わないし、人がよけてくれる。
「いいな〜」と子どもながらに憧れていた。
もうちょっと年を取ったら考えよう。
今はまだ出来ない・・・
子連れで「嫌な経験」をしたというのは、ママなら誰でも心当たりがあるだろう。
「見た目」により自分と子供を防御するための「金髪」だと書かれていた。
本当に「優しさ」が溢れる世の中になって欲しいな・・・
↓ 対談の中でも「サッカーはいい!」というお話があった。
ここには「優しさ」が溢れている。
↓ 中学生編。