受験は椅子取りゲーム?待つと長い・・・
SNSの書き込みを見ると、「本当に第一志望校合格って4人に1人なの?」と思うが、合格した人の方が書き込む率が高いだけだろう・・・
何かお役に立てれば・・・・と始めたブログだったが、1年先を見越していなかった。
こういう先読みができないところもダメだったな・・・
「芝中」今日合格発表。
合格した人おめでとう㊗️💮
1月あたりから、しんどくなっていた。
どうやら私にとって息子の「中学受験」は苦い思い出のままらしい。
ブログなんて始めなければ、きっと忘れていたであろう思いが蘇る。
最近はずっと人のTwitterを見てボロボロ泣いていた。
そして何があっても、そのままを受け入れる、穏やかなお母さんたちに感動する。
みんな頑張れと思った。
去年の合格発表後、今まで見たこともない青ざめた顔で、先生の前で号泣していた息子。
私だって泣きたかったが、子どもの前では何とか我慢した。
そして「頑張ったね」と声を掛けたが、内心は「もっとできただろ・・・」とがっかりしていた。
塾に報告に行った後、学校手続きに向かう電車の中で1人で泣いていた。
↓ 今日合格発表の芝
お出掛けついでに立ち寄ってみた。
それから1ヶ月以上、大手塾の「合格者人数」と睨めっこの日々。
毎日、上の方から少しずつ動く。
志望校の行事予定も合わせて、「ここに参加しない人が出たら、繰り上げがあるかもしれない・・・」とずっと待っていた。
家の中でもスマホを持ち歩き、家の電話にビクビクしていた。
その頃、息子はというと、
すっかり開放感に包まれ、遊び回っていた。
困ったことに、今まで「塾」で遊べなかった分、家に友だちからジャンジャン電話がかかって来て、その度にドキドキして手足が震えた。
「家に電話するなってみんなに言っといて!!今はダメ!!」と息子にキレた。
子どもたちはというと、受験をした子も、しなかった子も
「やっと一緒に遊べる!」という気持ちだけ。
男子なんて「受験どうだった?」なんて結果も聞かない。
大して興味がないのだ。
子どもたちの関心は「一緒に遊べるか?遊べないか?」だけ。
息子の中では、とっくに「中学受験」は終わっていた。
いつまでも引きずっていたのは私だけだった。
こっちが緊張の日々を送っているのに遊び呆けている息子を見て「そんなんだから・・・」と言ってしまった。
きっと息子だって気にしていたはずなのに、言ってはいけない事を言った。
これだけで「受験生の親」として失格だ。
取り返しがつかない。
「合格」だけを指針にした受験で、私には落ちた時の覚悟なんてなかった。
そしてこれを言ってしまう親もたくさんいる。
「私は大丈夫だ」と思っていても、言ってしまう。
そして、自分の未熟さや、残酷さに直面して「自己嫌悪」に陥る。
そして今、息子は心から学校を楽しんでいる。
ここでしか出会えなかった友だちや先生がいる。
「受験」の「じ」の字も思い出す事はなく、ただの「お休み」として満喫するだけ。
同級生に、第一志望ではなく入学した子たちも大勢いるが、誰もそんな事気にしていない。
みんな楽しく過ごしている。
子どもたちは「終わったこと」より、楽しい毎日、楽しい明日の事にしか興味がない。
但しその中には「今度こそ!」と必死で頑張っている子たちもいる。
スーパーで会った女の子のママも、「ちょうどお休みだから、久しぶりに小学校の同級生と遊びに行ったよ」と言っていた。
みんな、どの学校に行っても大丈夫。
例え「公立中学」に行っても子どもたちは何もなかったかのように、受け入れてくれる。
子どもには「どこの学校」なんて事は関係なくて、気になるのは「一緒に遊べるかどうか?」だけだから。
子どもはどこでも大丈夫。
↓ これが大事。
さて、そう簡単に行かないのが親の方だ。
未だにずっと引っかかっている親は多い。
みんな、普段はほとんど思い出す事はないが、「受験」の話になると思い出す。
それぞれに「苦い思い出」となっていて、
下の子のために「どこの塾がいい?」かが気になる。
私も「受験」のことを考えなければ、忘れていられただろう。
ただ、ほとんどのお母さんは、心のどこかに引っ掛かりながらも、普段は思い出すことなく、平和に過ごせるので大丈夫。😀
そしてもう1つ、
「繰り上げ合格」を待つと長い・・・
心も体も消耗して、言っちゃいけない事を言うかもしれない。
私はいろいろ大失敗をしている。
ここだけはできた息子で、何とか流してくれたので助かったが、きっと親の一言で立ち直れない子もいるだろうと思う。
息子にとって「中学受験」は経験として大成功だったが、覚悟がないままの私にとっては大失敗だった。
判っちゃいるけど・・・・難しかった。
だから、穏やかなままでいられるお母さんたちを尊敬する。
実際には、出来ない人はたくさんいるから。
もしかしたら「子どもの受験」は終わっても、「親の受験」がまだ続くかもしれません・・・
今となっては、
「繰り上げ合格を待たない」という選択肢が正解だったような気がします。
どうか「子どもにとって」いちばんいい道を選んであげてください。
↓ 中学生編。