「NPO法人 いきはぐ教育コーチ」吉田忍さん。
久しぶりに行った講演会。
「これならできそう!」と思えるものを探しに。
吉田忍さんはNPO法人「いきはぐ」というところからみえていた。
「生きる力を育む教育」で「いきはぐ」。
子どもの「やりたいこと」を発見する。
「子どもは好きな事をやり続けると、物凄い力を発揮する。」とおっしゃっていた。
その例として掲げられたのがご自身の息子さんが「ゲームが好きでやり続けて、プロのゲーマー」になったという話だった。
普通の親ならゲームばっかりしている我が子を止めるだろう。
でも吉田さんは「そんなに好きならやりなさい」とやらせていたら、世界ランク2位になり、プロになったそうだ。
いやいや、ゲームばっかりやっていて「プロ」になれるのなんてほんの一握りだろう。
一握りもいないかもしれない。
それじゃあ困る。
吉田さんに「ゲームばっかりやってて、そのまま引きこもりになり潰れて行く人と、ゲームで生計を立てられる人とは何が違うんですか?」と尋ねてみた。
返ってきた答えは「本当に好きでやってるゲームと、ストレス解消のための憂さ晴らしのゲームの違い」だとおっしゃった。
息子さんは本当にゲームが好きで楽しんでやっていたそうだ。
親として好きでやってるのか、ストレス解消でやってるのかを見極められるのかな?
それより前に、好きでやってるゲームであったとしても、私なら辞めさせるだろうと思う。
8年間「花まる学習会」高濱先生の「ゲームはダメ」という考えを刷り込まれているので、「ゲームは善」の考え方がなかなか受け入れられない。
ただ、不登校の子たちの支援をされている小幡和樹さんも「ゲームで救われた」という事をおっしゃっていたので、全部が全部悪いわけではないのだろう。
↓ 不登校の子たちの救いの場であったりもする。
まあ、それでも私は納得していないのだが・・・
少し前に不登校のお子さんをお持ちのお母さんと話したが、息子さんはずっとゲームをしていて、昼夜逆転の生活をおくっていると聞いた。
「そのまま潰れていく子の方が多いんじゃないのかな?」と思っている。
今回の話ではないが、以前高濱先生が
「ゲームをやめさせる方法」として
「何でゲームやってないの!ほらすぐやりなさい!!」と休むまもなく徹底的にゲームをやらせ続けるという方法を教えてくださった。
確かに親から「ゲームやれ、ゲームやれ」と言われ続けたら嫌になりそうだな・・・と思った。
↓ 吉田忍さんの本はこちら。
さて今回吉田先生に紹介していただいた「コミュニケーションを高める10カ条」はこちら。
- 子どもの話を最後まで聞いている→最後まで話を聞く事により安心感が生まれる
- 子どもの気持ちも聞いている→子どもの気持ちを言語化してあげる
- やる気を引き出す質問をしている→より良くするためにはどうしたらいい?
- 創造させる質問をする→この次どうなると思う?
- 名前を呼んで挨拶する→「○○ちゃんおはよう」
- 才能だけでなく努力を褒める→過程を褒める
- 「ありがとう」を伝える→人を褒めると脳は自分も褒められてると理解する
- 子どもたちへ気持ちを伝える→自分が嫌だと思った気持ちも伝える
- 自分で評価させる→今日の出来は何点?(人と比べない)
- 可能性を広げる声掛けをする→あなた天才!
興味深いのが「脳」は主語を理解できないので、人を褒めると「自分が褒められてる」と思うそうだ。
「いい言葉を使う」と自分の脳にもいいという事。
「あなた天才!」「ラッキーマン!」というような言葉を浴びせられ続けた子は「自己肯定感」が高まり、幸せな人生をおくれるそうです。❤️
声かけの工夫として「命令しない」というものがあった。
命令され続けた子は、自分で考えられなくなるそうだ。
思い当たる節がありすぎて心が痛む。😥
今回の講演会の中で「これやってみよう!」と思ったものは
「イライラしたら腰を回す」というもの。
人間の「脳」は体の動きに合わせてくるらしく、イライラしている人は腰を回さない。(あとはスキップなんていうのもあった)
腰を回していると脳が「イライラしていない」と判断するので、怒りが治るというもの。←ムカついた時思い出せるかな・・・😅
↓ 小さい子用だが、我が子にも読ませたい内容だ。
たくさんの講演会に参加して思うのは、皆さんがおっしゃってる事はあまり変わらない。
あとはそれを自分自身が「実行できるかどうか?」だけだと思う。
親はだいたい「何がいいか」というのは感覚的にもわかっている気がする。
結局最後に行き着くのは、いつも高濱先生がおっしゃっている、お母さんは
「自分のニコニコに全力を尽くす」という事なんだと思う。
余裕がなければ何を聞いても、何もできない。
さて、私はまずニコニコカードを探さないと。
↓ 中学生編。