迷いながらの子育てでいい。これが絶対正しい!という子育ては危険。
楽しみにしていた井本先生の講演会。
直前に「映像配信」になった。
↓ 現在の井本先生を作り出したもの。
井本先生にだって挫折はあった。
「今までたくさんの子どもたちを傷つけてきたからね。」とおっしゃったのを覚えている。
最初は、栄光学園の生徒たちの映像。
子どもたちへの愛が感じられる映像だ。❤️
親が「見て見て!うちの子かわいいでしょ!!」
っていう感じ。😀
親は、よそのダメダメな子の事は微笑ましく見られるのに、
それが我が子ともなると、急に厳しい目となってしまう。
本来は「人と違うところが魅力的」なのに、
自分の子どもは「人と違うと嫌だ」と感じてしまう。
子育てを楽しめるかどうかは、
「他の子に見られるダメダメな感じを
我が子に見られるかどうか?」が壁となる。
ふざけ
いたずら
ずる
脱線
自分が主体となって考えるにはこの4つが大事なのだが、
学校の評価基準は「できる、できない」なので、
なかなか難しい。💦
学校で求められている力とは
→同じ場面になったときに再現できる力
→そのために再現できるように学ぶ
→それには自分で考えない方が楽
→これが今の「受験勉強」
小学校に入った時から子どもたちは
「自分のやり方、
自分の判断でやらない方がいい」と学んでいく。
井本先生が肌で感じることとして
「許可を得ないと何もできない子が急増している」
というのがあるそうだ。
これは学校の仕組み
「自分で判断しない方がいい」
と学び続けてきた事が原因では?
子どもたちはずっとそれを求められてきている。
「思考力」とは
「今ある手持ちでなんとかする力」
→子どもは手持ちがなければない程うれしい。✨
「不自由な環境で自由にさせる」
問題1つ与えても、子どもたちはそのままやる訳がない。
次々、新しいことを生み出して行く。
授業中に大事なのは生徒を見る事。
その中に宝物が溢れている。💎
井本先生にとっての「学校の魅力」とは、
生徒が「ひとりひとり違うこと」☝️
→子どもはひとりひとり違うのに、同じ力をつけさせる教育はうまく行かない
→それで一部が成功すれば、つぶれる子がたくさん出る。
優劣で判断されてきた子どもたちは
「できない」を突きつけられ続け自信を失う。😥
「学校の圧倒的な価値」として、
人、時間、場所がある。
もう1つの価値は「目的をもっていない」という事。
学校を価値あるものにするためには「安心感」を与えることが大事。
学校がジャッジされない、評価されない場所である事。
子どもたちが何かしようよとしたときに、大人がニコッと微笑んでくれる場所にする。
学校の役割は「安心感」を与えることだけでいい。
と井本先生。
井本先生は23年前から栄光学園の生徒と共に、
施設の子どもたちに勉強を教えている。
施設の子どもたちに教える場合、
丁寧に教えるのは間違い。
教えられ続ける=「できないことを突きつけられ続ける」ということ。
それよりも
なんなくできている事に焦点を当ててあげる。😀
セブ島の話 🏝
最初は、学校の国際交流の引率で嫌々行った。😫
孤児院に行って一泊して全てが変わった。😁
「家族を失った子に家族を」
日本の施設の子どもたちは、自尊心を失っている。
それに比べて
セブの子どもたちは生き生きしていた。✨
セブが大好きになった井本先生は、
「ワンダーラボ」の川島先生を誘い何度もセブ島へ。
その後、試行錯誤の末「シンクシンク」が誕生した。🎂
井本先生は
セブ島の子どもたちを見て
「自分は日本の子どもたちに寄り添おう。」
と思ったとおっしゃった。
セブの子どもたちに、
日本の子どもたちにはない「生き生きしている姿」を見た。
「幸せじゃないってどういう事?」
無邪気に問いかけるセブの子どもたち。
みんなに大事にされて育つ子どもたち。
最後に井本先生が、
「フィリピンの子どもたちのように
安心した環境を作っていくお手伝いをしたい。」とおっしゃった。
↓ シンクシンクの生みの親「ワンダーラボ」川島先生の本。
「花まる学習会」の高濱先生が
「井本先生は日本一の先生❗️」とおっしゃる事に納得だ。
こんな先生は、なかなかいない。 😢
全ての先生にこれを求めるのは酷だ。
ただ、親は
「我が子はこんな先生に見てもらいたい。」
と願うだろう。🌠