「幸せ」って自分がどう思うか。自分の人生の中で、そこに意味付けができるか。
井本先生の言葉には、
いつも心動かされる。
ずっと聞いていたい。
でも、おっしゃったこと
全部はできない・・・
難しい。💦
Q.オンライン教育の可能性について?
オンラインだからこそできる、超ワクワクする授業をすればいい。🖥
※「オンライン授業」をやってみてわかったこと。
→目が合わない。
→目を合わせるからこそ生まれるものがあるはず。
つまり全てがオンラインだけに
とって変われるものとはならないはず。
Q.ソリが合わない学生とのコミュニケーション方法は?
相性というのは絶対あり、心から認められない子はいる。
1対1で向き合わないと自分は逃げてしまうから、
呼んで2人で話す時間を作る。
それでもうまくいかないこともある。
何とかしようと一生懸命やっていれば、
神様からのプレゼントのハプニングが起きる。
→いつもハプニングに助けてもらっている。😀
Q.教育とは何ですか?教育する目的とは?
子どもたちひとりひとりとの出会いを通して、
自分を変えてもらっている。
→自由にしてもらっている。
若い頃は、子どもたちをみて「許せない事」があった。
→自分の価値観に縛られていた。
子どもたちの魅力によって、
その価値観を捨てることができ、自由になれた。
自由になるということは「自分も認めることができる」という事。
Q .どうしてそんなに子どもに興味があるのか?
小さい頃から下の子にはやさしかった。
今があるのも、人生すべて繋がっていて、縁だと思っている。
Q.井本先生の教育が確立されるまでに参考にしたものは?
人のやっている事に興味はなく、自分の思うようにやっていた。
全て任せてもらえる「栄光学園」だからこそ、毎日学んでこられた。
いろんな子がいて向き合わざるを得ない。
逃げられない。
向き合う事によって学んできた。📚
↓ 井本先生が読んで影響された本。
Q.生徒とどのように信頼関係を築いているか?
「先生はこうじゃなければいけない」という考えはない。
学校には学校の常識があり、理想を持って入っていくとくじかれる。
「そんなの知らないよ!」とできるのは「変な人」だけ。😅
「どんな関係がいいか?」は、
失敗してもいいから自分の思うようにやればいい。
先生の価値は、先生自信が持っているキャラクターがいちばんの価値。
「どうすればいいか?」は自分に合ったものでいい。👍
Q.1年間授業を聞かずに、マンガを描き続ける子がいてもO.K.?
「ありのままを認める」とは「何でもしていい」とは違う。
マンガを描いている子がいたら
「ああ、マンガ描いてるんだなぁ」と思う事。
そのままを見る。
「マンガ描くの好きなの?」
「授業おもしろくないのかな?」
子どもの立場からすると、最初の言葉が「ジャッジ」ではなく、
自分のことを聞いてくれること、
自分のことを分かった上で話しかけてくれると感じる。
その子が「マンガ」を描きたいと思っていることをまずは受け止めて、
そこから始めるのが大事。❤️
Q.教えずに自分で伸びるこの共通点は?
教えられて伸びる子はいない。
→教えて伸びるなら全員伸びるはず。
伸ばすなんてできない、その子が勝手に伸びる。
「縁」ある子が伸びる。
自分の人生で「ああ、あの時数学でつまづいたから、今があるんだな」
起こったことを、意味のあることと捉えることができれば十分。✨
目の前の子の「人生の縁」を
自分が受け入れることができるかどうか?を試される。
その子の縁を信じる。
Q.児童養護施設の子どもたちにしてあげられる事は?
いちばん大事なのは「続ける事」。
施設の子どもたちは「心を許したらいなくなっちゃう」という経験をしてきている。
以前、施設で慕ってきてくれていた子に「いい子だな」と言ったら、
口をきいてもらえなくなった。
→この先生は自分のことを「いい子」だと思ってくれている。
それを失うのが怖いから、自分から壊してしまう。
施設の子どもたちには安心感を。
続けることが大事。
Q.通知表はどうする?
通知表は数字で付けざるを得ない。
授業の中で、
通知表の数字がいかに生徒が「どうでもいいか」と思えるように授業を考えていた。
評価とは本来、寄り添うこと。
「君に興味があるよ」ということを示しながら、声かけすること。
授業で自分の解答は出さず、生徒の答えを使う。
それが評価となる。
そうする事によって、
子どもたちにとって「テストの点数」は意味がなくなる。💯
Q.アクティブラーニングについて。
自発的な学びのはずだったのに「型」ができて、協働学習になってしまった。
自分のやったことがこの「班」の評価になるのが怖くて、
学校に来られなくなる子が出るんじゃないか?
Q.ゲームについて?
「ゲーム中毒」から抜け出すのは大変。
自分に自信がない子や、
受ける評価が低い子がゲームにハマると抜け出せなくなる。
ゲームは自分でコントロールでき、思い通りにできるから安心。
それまで「自分で決めたこと」がどれだけ喜ばれてきたか?
安心できたか?で決まる。
井本先生の口からはいつも、
あらゆる事に対して「感謝の言葉」が登場する。
そして「縁」を大切にされているのがわかる。
「学び」の本質が全て詰まっているお話だった。
確かな「基準」がここにある。
「教育者」と呼ばれる方々には、今回の「講演会」
ぜひ見ていただきたいと感じた。
井本先生、
スゴイ方だ・・・・
圧巻だった。
密かに「この方はもう人間じゃないな・・・・」と思った。
普通の人にはできないから。😅